輸入食品表示の問題点(ココナッツオイルが消えた理由)

Organic を消す(隠す)必要が有ります!

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、当店では最近、ココナッツオイルとココナッツシュガーの取扱いを止めました。
これは、取扱中の商品表示に問題があったためです。

残念がってくださるかたもいらっしゃいますが、ご了承下さい。
また、取扱中に表示上の問題があったことをお詫びします。

以下、問題点を説明しますので、ご興味あるかただけご参照いただければと思います。

1. 日本語表記、業者名の未表示

輸入食品の場合、通常、パッケージやラベルは外国語で書かれていて、日本語表記がありません。

このため、国内で販売するためには、原材料、内容量などを日本語で書いたラベルを作って貼る必要がありますが、やっておりませんでした。

また、その際に、製造者とは別に、販売者や輸入者を追記する必要があるのですが、これも未対応でした。

次の写真は現在取扱中のチョコレートバーの裏面ですが、このような表示が必要です。
輸入食品の日本語表示

2. ”オーガニック(Organic)”  をそのまま表示

ココナッツシュガー、ココナッツオイルとも商品名に “Organic” の文字列が含まれておりましたが、そのまま販売しておりました。

しかし、有機JASの認証を受けていないものは、”オーガニック”や”Organic” の文字はマジックやテープなどで隠す必要があるとのことです。

USDAなど海外の認証があっても、有機JASの認証が無いものは、これを守る必要があるそうです。

次の写真ではココナッツオイルのラベル左部分に “Organic” の文字がありますが、これを隠す必要があります。
Organic を消す(隠す)必要が有ります!

以上のような2つの問題があり、1だけなら頑張ろうと思うのですが、2の対応でマジックやテープで文字を隠すと、怪しいルックスになってしまいます。

そいういうわけで、”オーガニック(Organic)” と印字された食品の取扱いは止めることにしました。

“オーガニック(Organic)” の文字が無いチョコレートバーについては、コーヒーの友として、当面は取扱いを続けますので、よろしければご利用下さい。

どうぞよろしくお願い致します。

コンビニコーヒーより美味しいコーヒーがあふれる街になるために

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

発売されてから結構たってる本ですが、ようやく読めました。

「コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか」

高級ホテルだけでなく、素晴らしい料理を提供してくれるレストラン等でもコーヒーだけイマイチということがよくあります。

しかも、コーヒーは食事の最後に出てくるので、コーヒーが全体の印象を悪くしてしまう事があります。

この本を読んで、どうすれば、もっと美味しいコーヒーが街に溢れるようになるかを考えてみました。

【高級ホテル、レストランのコーヒーがコンビニより不味い理由】

内容を簡単にまとめると、①材料のコーヒー豆が粗悪品、②まとめて淹れて作り置き、という当然の理由が書かれています。

さらに①の背景として、大手コーヒー業者が、抽出機械を無償で貸し出して、代わりに継続的に低品質な豆を卸すという、商習慣が挙げられれています。

神戸は営業力が強そうな焙煎業者が多く、この商習慣が根強いのかもしれません。

コンビニコーヒーより美味しくないだけないならいいのですが、コーヒーの価格はコーヒーの品質では無く提供する側の格で決められます。

そのため、不味いのに高いコーヒーが、高級ホテルやレストランで提供される事になるわけです。

【コンビニコーヒーより美味しくなるには(提供側の立場)】

提供側の方がコンビニコーヒーを飲んでみて、自店より美味しいと思ったら、真摯に受けとめて、良くしていただくのが一番いいと思います。

無料でないのなら、コンビニに負けないほうがいいと思います。

商習慣、業者との長い付き合いといった障害はあると思いますが、お客様に喜んでいただく事のほうが勝ると思うんです。

【コンビニコーヒーより美味しくなるには(利用者側の立場)】

上記のように提供する側が気づくとは限りません。

コーヒーに関心が無いと、味の違いなんてわからないものです。

俺が100万円するエルメスのバッグを手にとってもその価値がわからないと同じです。

もし、お知り合いのお店や、常連として通っているお店でそういうことがあったら、ぜひ以下のように伝えていただきたいと思います。

「料理は美味しかったけど、コーヒーがちょっと残念」とか。

「コーヒー以外はパーフェクトだった」とか。

言いにくいですかね(^_^;)

でも、これは「酷評」では無く、お店のことを想った「愛ある感想」だと思います。
お店の人にしても、単に、「ごちそうさまでした。美味しかったです。」というような真意がわからない言葉より、率直なコメントのほうが有難いものです。
そして、愛のあるコメントには、愛で応えて、コーヒーを美味しくしてくれると思います。

【良いコーヒーが溢れる街に】

高価なコーヒーなのに美味しくないという経験をしてしまうと、「コーヒーに金かけてもそんな程度」と思い、家で飲むコーヒーも「スーパーの一番安いのでいいや」となってしまうと思います。

逆にコンビニコーヒーがきっかけとなって、外飲みコーヒーが美味しくなれば、家飲みコーヒーも美味しくなっていくと思います。

2019年にはラグビーワールドカップが控えています。

観戦にやって来た外国人がコーヒーをスタバばかりで飲んでる・・・・

そんな状況にならないように、コーヒーのレベルが底上げされていくといいなぁと思ってます。

今そこにある代替フロン

先週末に以下のようなニュースを目にしました。

代替フロン生産規制で実質合意 モントリオール議定書改定へ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK15H03_V11C16A0000000/

恥ずかしながら代替フロンを「だいがえふろん」と読んでしまうぐらい無知でしたので、ちょっと調べてみました。

代替(だいたい)フロンというのは、文字通り、オゾン層破壊の原因になるフロンガスの代わりに使われるようになったものです。

オゾン層破壊の抑止には貢献できる反面、地球温暖化を進めてしまう強力な温室効果ガスでもあるため、使用規制が進められていくということです。

この代替フロンですが、冷蔵庫の冷媒として使われることがあり、最近の家庭用冷蔵庫ではほとんど使われていない(ノンフロン)のですが、業務用冷蔵庫では未だに新製品にも使われていたりするそうです。

当店にも業務用冷蔵庫や、10年前ぐらいの家庭冷蔵庫がありますが、これまで冷媒が何かというのは意識していませんでしたので、今回のニュースを機にチェックしてみました。

【1F家庭用冷蔵庫】
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R600a(イソブタン)はノンフロンです。
まだ新しいだけのことはあります。

【2F家庭用冷蔵庫】
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10年ぐらいまえのものですが、1Fの同様にノンフロンです。さすがHITACHI? (^^)

【2F業務用冷蔵庫】
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ピンポーン!
3年前に新品で購入しましたが、代替フロン HFC です(^_^;)

京都議定書(1997年)で既に削減対象として挙げられてたそうなので、その後、あまり対策が進んでいなかったということですかね。

でも、さすがに注意換気の文言はきちんと書かれてます。

とりあえず、代替フロンが排出されるのは、移設時や廃棄時が多いということなので、留意して対処しようと思います。
また、次の機会にはノンフロンを優先して選ぼうと思います。

業務用や、古い家庭用をお使いでしたら、みなさまもチェックしてみてはいかがでしょうか。
部屋のどこかにひそんでるかもしれませんよぉ(^_^;)

コーヒー豆「エチオピア イルガチャフィ 15/16」提供開始のお知らせ

本日からコーヒー豆「エチオピア イルガチャフィ 15/16」 を提供開始します。

焙煎度はミディアムローストです。

エチオピア イルガチャフィ 14/15 との入替えです。

終了間近の「グアテマラ ラ・クプラ 15/16」がなくなり次第、フルシティローストでも提供する予定です。

ご購入量 価格
100g 520円
200g 1,000円 (100gあたり500円)
500g 2,400円 (100gあたり480円)

イルガチャフィはずと扱っておりますが、2014年から2015年にかけて収穫&加工されたものから、昨年から今年にかけてのものに入れ替わりましたので、ご案内しています。

どうぞ、よろしくお願いします。

et yirgacheffe - handpicking