「ドライソーセージパルメザン」に替えて、3月10日 (木) から「ベーコンチーズ」を販売します。
販売期間は3月21日 (月) までです。
どうぞよろしくお願いします。
最近ご近所の春日野道商店街にベトマムマムさんというベトナム料理のお店ができました。
セットメニューをオーダすると、昼でも夜でももれなくベトナムコーヒーがついてきますので、無性にベトナムコーヒーが飲みたい気分になったときにありがたいです。
昨夜も仕事帰りにベトナムコーヒーをいただいてきたところなので、今日はベトナムのコーヒーについて書いてみることにしました。
ベトナムのコーヒー豆を見かけたり、買ったりしたことはありますでしょうか?
おそらく無いかたも多いと思います。当店にも置いてませんし、他店でもあまり見かけないです。
ベトナムといえば、ブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国です。日本のコーヒー豆国別輸入量でも同様に2位です。
それにも関わらず、ほとんどお店で見かけないのは何故でしょうか?
それは、輸入されたベトナムのコーヒー豆は多くが缶コーヒーやインスタントコーヒーで使われているからです。
「ベトナムのコーヒー豆」として単独ではほとんど売られていません。
ベトナム産のコーヒー豆はほとんどがロブスタという品種です。ロブスタ種は低価格ではありますが香味の評価は低い品種で、独特の臭いと苦味が敬遠されています。
そのため、日本では単独販売するに耐えないものとして、ブレンドしてインスタントコーヒーや缶コーヒー用に使われています。
ちなみに、Coffee meets Bagels では単品でもブレンドでも現在は取り扱っていません。
でも、世界2位の産地のコーヒーを一度試してみたいという Coffee Lover もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時にてっとり早いのはベトナム料理屋さんなどでベトナムコーヒーをオーダすることです。(当たり前ですね ^^;)
ベトナム料理屋さんなどでは100%ベトナム産のコーヒーを出していることが珍しくありません。
ベトマムマムさんでは、 ベトナム産の生豆を日本で焙煎したものでは無く、ベトナムで焙煎したものを使われているとのことです。
日本では主にブレンドされるロブスタ種が100%とあらば、「さぞかしおぞましい味では?」と思われるかもしれません。
しかし、これが意外にも普通に飲めてしまうんです。
これはたっぷり入れる練乳のおかげだと思います。
練乳を入れることで苦味を打ち消すだけでなく、ロブスタ特有の臭いもぼやけるように感じます。
でも、「これぞロブスタ」という香りと味を知りたいというかたなら、一度ブラックで飲んでみても面白いと思います。
ベトマムマムさんでは、コーヒーメーカーで淹れたコーヒーに練乳を足すスタイルなので、ブラックでも飲むことができます。

ベトナム人の店員さん曰く、ベトナムではホットで飲む時はかならず練乳を入れるそうです。
ブラックはアイスでしか飲まないそうです。
アイスにするのも、冷たくなると苦味が感じにくくなり、臭いも立ちにくくなるからだと思います。
きっと、自国で作っているロブスタ種を楽しむために、試行錯誤してできた飲み方なんでしょう。
慣れてくると「ベトナムコーヒーにはロブスタじゃないと物足りない」と思えてくるかもしれませんよ。
自分は、ベトナムコーヒー用の器具(下の写真)を持ってるので、たまに店のコーヒー豆(アラビカ種)を使って淹れてみるのですが、たっぷりの練乳と合わせるにはパンチ不足に感じます。(自分だけかもしれませんが ^^;)

自分好みの香味だけを飲み続けるもの素敵ですが、世界のコーヒー文化を楽しむのも面白いものです。
ファンが増えて需要が見込めれば、期間限定で当店で焙煎して提供することも考えたいと思いますので、声をきかせていただければ幸いです。
あと、上の専用器具もお貸し出来ますので、試してみたいかたがいらっしゃればおっしゃって下さい。
「大納言きなこ」に替えて「チョコバナナ」を提供します。
販売期間は3月14日 (月) までです。
また、月替りベーグルも「クルーミチーズ」,「珈琲キャラメル」から「オレンジピール&クリームチーズ」,「フィグノア」に替わります。
どうぞよろしくお願いします。
3月4日(金)に恒例のツキイチコンボを実施します。
「今月の一品」を含むコーヒー豆&ベーグルのセットであれば、どの組み合わせでも100円OFFになります。
※お一人様1セットまでです。
※ 「今月の一品」が完売した時点で終了します。
「今月の一品」は昨日ブログで紹介したばかりのコーヒー豆「フレンチブレンド」です。
どのベーグルと組み合わせていただいても100円OFFですので、ぜひご利用ください。
イベントのお知らせはニュースレターでもお知らせしています。よろしければコチラからご登録ください。
どうぞ、よろしくお願いします。

ブレンド紹介を続けます。第二弾はフレンチブレンドです。
名前のとおり、焙煎度がフレンチローストのブレンドコーヒー豆です。

ラインナップにフレンチローストは他にありませんので、フレンチローストの味を一手に背負うものとして、際立った苦味とボディが楽しめるコーヒーを目指しています。
マンデリン、コロンビアと極深煎りにも耐える豆を多く配合しています。
ホットはもちろん、アイスコーヒー、コーヒーゼリー、コーヒーウオッカ、カフェオレなどにも便利に使える一品です。

まだコーヒー豆を買う側だったころ、初めて通うようになった自家焙煎店は、横浜にあるオーダー焙煎の店でした。
自分で豆と焙煎度を選んで店のかたに伝えると、それから焙煎して15分後ぐらいには渡してもらえる形です。
そのお店で、いつもオーダーしていたのはマンデリンのフレンチローストでした。
豆も焙煎度も選択肢は他にもあるのに、いつも「マンデリンをフレンチローストで!」のワンパターン。
お店の人に「マンデリンフレンチ」とか、略して「マンフレ」とか、あだ名をつけられていたんじゃないかと思うぐらいです ^^;
それぐらい「マンデリンはフレンチローストに限る!」という強い主観があったわけです。当然、自分の店でもそれを商品にしようと考えてました。
でも、うちの店のスタイルをいろいろ考えた結果、自分の主観を押し付けるより客観的な品揃えをすべきという結論にいきつきました。
最近の自家焙煎のカフェみたいに、自店で焙煎した豆を自店で淹れるのが主で「豆も売ってあげますよ」的なスタイルなら好きにやればいいと思います。
でも、焙煎屋はそれじゃいかんと思いました。
そして、マンデリンはより幅広いかたに楽しんでもらえるようフルシティローストとなりました。
空いたフレンチローストの枠はブレンドで埋めることにしました。それがフレンチブレンドです。
そんなわけで、このコーヒー豆には「主観にとらわれすぎず、お客様が選び良い品揃えを」との思いが込められていますので、可愛がってあげてください。
よろしくお願いします ^_^
当店で提供している単一生産国のコーヒー豆はひとつについて、WEBサイト用、店頭POP用、Yahooショッピング用の3つの商品紹介を作っています。
でも、ブレンドのコーヒー豆については、かなりはしょり気味でした。
焙煎屋のオリジナル色の強いブレンドこそ、本来ちゃんと書くべきだと思い直し、これから3種類のブレンドコーヒー豆について順に書いていくことにします。興味ありましたらお目通しいただけると嬉しいです (^^)
最初は当店のコーヒー豆のメインとなっているフルシティブレンドからです。
このブレンドは名前のとおりフルシティローストの焙煎度のブレンドです。
産地などによる風味の違いより先に、焙煎度による味の違いがあることをお伝えしたいと思い、「これがフルシティだ」というボディ&苦味&甘味の三重奏を感じれるブレンドを作るというのが基本方針です。
その基本方針にプラスアルファとして多少の個性を加えることを目指しています。
また、このブレンドは定番中の定番になるだろう (^^) と期待し、年間を通じて安定して作れる配合にしようと考えました。
その結果、ブラジル、コロンビア、エチオピアという、仕入れやすい豆を使うことにしました。特にベースで使っているコロンビアは、収穫期が複数(通常は年1回)あって安定感があります。
安定感のあるコロンビアですが、ベースにするデメリットもあります。
コロンビアのコーヒー豆には輸出規格があるのですが、これは粒の大きさだけで判定されいて、不良豆が混ざっているかどうかは全く関係ありません。実際に標準的なコロンビアでは不良豆や異物を取り除くのにかなり手間がかかります。
コロンビアにも農園特定の高品質なものはありますが、えてして高価であり、提供価格があがってしまいます。
当店のコーヒーは近隣のかたが普段飲みしていただけるぐらいの価格で提供したいと考えていますので、極力材料費を抑えて、自分が手間をかけることでエリジブルコーヒー(※)を作っていくことにしました。
(※ エリジブルコーヒーとは飲んだかたに美味しく思っていただける資格のあるコーヒーを当店が勝手に呼称しているものです。詳細についてはコチラを参照ください。)
今後焙煎量が増えて時間が不足してきても「一手間かけて良い物を作って、お手頃に提供する」ということは続けていきたいと思っています。そんな初心を忘れないように、このブレンドをずっと作っていこうと思っています。
このブレンドで使っているコーヒー豆はコロンビア(Colombia)、モカ(Mocha)、ブラジル(Brazil)で、Coffee meets Bagels のイニシャル CMB と一致しています。CmBブレンドという名称も考えたのですが、某大手さんで既に使っている名称だったこともあり、やめました。でも、当店を代表するブレンドにぴったりな CMB の組み合わせは出来るだけ変えずにいきたいと思っています。