フルシティは気持ち悪い。でも美味い。

コーヒーというのは均一性に欠けるものだけに、逆にコーヒーに均一性を求めたくなる。
そして、A型の俺は均一性を求めたがる習性があるように思う。

コーヒー豆の焙煎度でシティロースト、フルシティロースト、フレンチローストというのがある。
業界で統一された基準があるわけでは無いので、その度合は焙煎する者ごとに多少異なる。

俺の場合はシティローストは2ハゼに入る直前ぐらいであり、1粒も2ハゼしていないという均一性が気持ちいい。
フレンチローストは2ハゼが終わった直後ぐらいであり、全ての豆が2ハゼ済みという均一性が気持ちいい。
問題はフルシティローストで、これは2ハゼのピークぐらいで、半分ぐらいは2ハゼを終えているが残りはまだ2ハゼしていないという、均一性的に気持ち悪い状態なのだ。

例えるなら、アサリを蒸していてまだ半数しか殻を開いていない状態で火を止めるような、湯圓を茹でていてまだ半数しか湯面に浮かび上がってない状態で火を止めるような、そんな気持ち悪さがある。

でも、味の面では俺はフルシティが一番好きだし、お客さんからの人気も一番あるのだ。

気持ち悪さに負けず、しっかり煎り止めていこう。

フルシティローストで煎り止めるのは、半分ぐらいのあさりが開いた時点で蒸すのを止める感じ。