認証コーヒー: RA(レインフォレスト・アライアンス)認証

近日発売のリキッドコーヒーおよびコーヒー豆にレインフォレスト・アライアンス(以下RA)認証ラベルを貼る方向で進めておりますので、前もってRA認証について紹介させていただきます。

かえるのマークのレインフォレスト・アライアンス認証ラベル

認証基準はコーヒーやカカオといった定番はもとより、野菜、フルーツ、綿、サッカーボールなど、幅広くカバーしています。
ラベルが保証するのは以下の項目で、環境保護を主目的としています。

  1. 社会・環境管理システム
  2. 生態系の保護
  3. 野生生物の保護
  4. 水の保全
  5. 労働者の公正な処遇と良好な労働環境
  6. 職場の健康と安全
  7. 地域社会との関係
  8. 作物の総合的管理
  9. 土壌の管理と保全
  10. 廃棄物の総合的管理

FLO(国際フェアトレード)認証と比べると、FLOが生産物の取引を重視するのに対して、RAは農園の管理に重点が置かれています。
労働者への最低賃金の支払いこそ求めているものの、FLOのような最低価格やプレミアムの規定はありません。「生産者が認証を通して品質と生産性を向上させれば、おのずと高く売れる」という考え方です。
認証システムの管理コストも生産者が負担し、認証製品を購入・販売する側は監査人の出張費を支払うぐらいのもので、負担はほとんどありません。また、コーヒーなど原料が一種類の生産物の場合、原料の30%以上がRA認証のものであれば、認証製品としてラベルを貼ることができます。
このため、企業などが参入しやすく、日本でもUCC, ローソンなど大手企業の商品で見かけることが多くなっています。

ただし、当店のような少量取扱業者向けには監査を免除する措置があるので、参加するにあたってのハードルは、他の認証システムより低いように思います。そんなわけで、当店でも認証ラベル付き商品を提供してみようと思って、必要な手続きを鋭意進めています。

順調に行けば、当店でも今週末にも販売開始できそうなので、ぜひご来店の際にチェックしてみてください。