スプーン1杯のコーヒー豆(粉)が重くなる要素、軽くなる要素

コーヒー豆(粉)は体積では無く重さで測ってますか?

「重さではかるのならスプーンは洗濯用洗剤についているやつとか、プロテインについてるやつとか、何でもいいでしょう」という考えで、当店ではメジャースプーンの類を商品として置いてませんでした。

しかし、コーヒーを淹れるのに使うアイテムが欠けているのもいかがなものかと心を改め、先月から販売してます。
コーヒー豆の保存容器に入るような小さなものより、フックにかけておけるタイプのほうが使い勝手がいいと思ったのですが、なかなか適当なものが見つからず、結局輸入しました。

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試してみたところ、すりきり一杯で当店のフルシティブレンド(豆の状態)が約12g入ります。しかし、いつも同じ条件で淹れるためにはやはりキッチンスケールなどで重さをはかることをオススメします。メジャースプーンを使って体積ではかった場合、以下のような要素で重さが軽くなったり重くなったりして、抽出の元となるコーヒー豆の量が安定しません。

・焙煎度が浅いと重くなる

・(豆の状態で測る場合)粒の大きさが小さいと重くなる

・(粉の状態で測る場合)挽き方が細かいと重くなる

・(粉の状態で測る場合)ぎゅっと圧縮されいてると重くなる

上記条件が複数重なった場合などは、メジャースプーン1杯の重さが、かたや16gかたや10gというように大幅に違ってしまうことがあります。

重さは一定にしておかないと、コーヒー豆を変えてみた時に味が変わっても、それがコーヒー豆自体の差なのか、量による差なのか、なんだかわからなくなってしまいます。
まず重さは揃え、次に抽出(淹れ方)も極力安定させて、その上でいろいろなコーヒー豆を試してみるとお気に入りのコーヒー豆にたどりつきやすいと思います。

時間にして数秒、それほど手間はかかりませんので、ぜひ重さで測ってみてください。