東ティモールのコーヒー

本日5月20日は東ティモールの独立記念日です。
一般的にはそうですが、当の東ティモールでは主権回復日との認識だそうです。

植民地支配していたポルトガルからは1975年に独立を果たしており、その後のインドネシアの支配から主権を回復した日が2002年5月20日ということです。

今日はそういう日ですので東ティモールのコーヒーについて書きます。

【東ティモールのコーヒーの歴史】

東ティモールのコーヒーの歴史は1815年に当時のポルトガル領ティモール総督がコーヒーの苗を持ち込んだことから始まります。

19世紀半ばには主要な輸出産品となりますが、1890年代にさび病が発生し、主だった種は絶滅に追い込まれます。
しかし、アラビカ種とロブスタ種の自然交配によって生まれたハイブリッドティモールが、この病害への抵抗力を有して生き延びます。

(アジアの他の生産国やコロンビア等にはこのハイブリッドティモールがさらに交配した品種(カチモール,バリエダコロンビアなど)が広まっています。これに対し、東ティモールでは先駆けとも言えるハイブリッドティモールが現在も主要品種となっており、ある種の独自性と言えるかもしれません。)

その後、1970年代からのインドネシアによる支配時代にコーヒー生産は減少していきますが、2002年の独立(主権回復)後は、急速に復興し、現在へと至っています。

今ではアジアの中でも高品質なコーヒーを産み出す産地として評価されています。

東ティモール コーヒー産地
エルメラ、アイナロ、アイレウといった地区でコーヒーが作られています。

【当店の東ティモールコーヒー】

当店で取り扱い可能なコーヒーは3つあります。

1つ目はパルシックさんがサポートしているアイナロ地区マウベシのコーヒーです。
品種は東ティモール発祥のハイブリッドティモールです。

当店では12/13クロップ, 13/14クロップ と2年連続で提供しました。

自分は今の店を始める前にこのコーヒー豆のセールススタッフをしていたことがあり、思い入れが強いコーヒーですが、最近は総合的判断のもと、次のレテフォホを主に取り扱っています。
cafe timor has arrived!

 

2つ目はピースウインズジャパンさんがサポートしているエルメラ地区レテフォホ村のコーヒーです。

当店で現在も取り扱っており、とても人気があるコーヒー豆です。

品種は優良品種として名高いティピカがメインとのことです。
east timor letefoho burlaps

 

3つ目はオルタートレードジャパンさんがサポートしているエルメラ&アイレウ地区のコーヒーです。

品種はは東ティモール発祥のハイブリッドティモールです。

このコーヒーはまだ当店で取り扱ったことはありません。
他の2つに比べて日本への入港が遅く、収穫後1年近く経ってやっと入ってくると思ったら、上のレテフォホの新物がすぐに入ってきたりして、なかなかタイミングがあいません。
機会があれば、取り扱ってみようとは思っています。
East Timor Coffee ATJ Ermera & Aileu

 

【最後に】

日本は東ティモールを侵略するインドネシアのスハルト政権を支援していた時代がありました。
日本軍が占領していた事もあります。

先進国が途上国に対する過去の負い目を感じてフェアトレードなどで支援するのなら、コーヒー生産国の中で日本が応援するべきなのはこの国なんではなかろうか・・・

そういう考えがあって、当店では微力ながら応援したい、そして共に豊かになっていきたい、と思っています。

もしかすると、他国よりもちょっとだけ贔屓目に扱うことがあるかもしれませんが、ご容赦ください。(^_^;)