Cold Brew, Japanese-Style, Kyoto-Style


先日、国内大手飲料メーカーからでコールドブリュー(Cold Brew)と名のつく缶コーヒーの発売が発表されました。

この言葉、昨年ぐらいから夏になると登場回数が増えてたので、見かけたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

他にもネット等を見ていると、 Japanese-Style, Kyoto-Style といった言葉を目にします。

以上3つは、全てアイスコーヒーの製法なのですが、特に目新しいものではなく、昔からあるものです。

近年アイスコーヒーの人気が上昇しているアメリカで、日本で昔からあるアイスコーヒーの製法が、いろんな名称で呼ばれているだけのことです。

さらには、その影響を受けた日本のコーヒーショップが真似して使ったりもしてます。(アイスコーヒーといえば日本のほうに一日の長があると思うんですけどね。。。)

それぞれについて、簡単にまとめますので、見慣れない言葉に惑わされないようにしてください(^_^;)

【(1) Cold Brew】

和訳すると単に「水出し」コーヒーですが、その中でも、コーヒーの粉と水を一気に混ぜて時間を置いてから濾すタイプのものを差すことが多いようです。

ハリオ 水出しコーヒーポット 1000ml ブラウン MCPN-14CBR

昔から家庭やコーヒーショップで使われている方法ですが、最近よくニュースになっているのは、ある程度の規模をもった焙煎業者が大量に作って、缶、瓶、袋などに充填して販売する工業製品です。
高温でしか溶解しない成分は抽出されませんので、まろやかで飲みやすい液体になります。

【(2) Japanese-Style】

ホットコーヒーを濃く淹れて氷で急冷する方法です。
氷の上にドリップしたり、ドリップしてから氷と混ぜたりします。

ホットで入れて急冷して作るアイスコーヒー

他の2つと比べると短時間で作れます。
ホットで淹れるのでホットコーヒーで味わえる香ばしさや苦味をアイスコーヒーにも取り込みやすいです。

【(3) Kyoto Style】

これはウォータードリップ式の水出しコーヒーです。
コーヒーの粉の層にゆっくり水をドリップする方式です。
水出しなので、言葉の意味的には “Cold Brew” に含まれると思うのですが、(1) の混ぜて濾すだけの方式と差別化して、Kyoto Style と呼んでいるようです。
ハリオ ウォータードリッパー・クリア 2~6杯用 WDC-6

低温の水は抽出力が弱いので、一滴ずつポトポトと長い時間かけて落とします。

高温でしか溶解しない成分は抽出されないのは (1) と同じですが、一般的に(1)より濃く抽出しやすいです。
ホットコーヒーでも、ハンドドリップのほうがフレンチプレスより成分を濃縮しやすいのと同様です。

【で、どれ?】

求める風味、ライフスタイル、コストなどトータルで判断していただいたほうがいいので、一概にこれがいいとはオススメできません。
当店では以下の様な考えで、(2) で作っています。

・求める風味 → 極深煎りコーヒーの香ばしさと苦味を出したい。

・ライフスタイル → 10分程度で作れるので、予想外の売れ行き好調で在庫が無くなった時などに便利。

・コスト → ドリッパーやコーヒーメーカーを持ってれば追加の器具は不要だし、粉も比較的少なく済む。

コーヒーはホットしか飲まないという硬派だった方でも、温暖化の影響か、アイスコーヒーを試してみようというかたが増えてきているように思います。

あまり、アチラから来たハヤリにつられることなく、ご自分に合った美味しいアイスコーヒーを淹れていただければ思います。

(2),(3)の名称を見ればわかるように、日本はアイスコーヒー先進国ですから (^^)

アイスコーヒー!