ベーグルで作るキャラ弁 (パックマン編)

当店のお客様には主婦の方が多くいらっしゃいますが、キャラ弁を作るのが大変という話をしばしばお聞きします。

なんでも、他の家のと比較されるので、まあまあちゃんとしたものを作らないといけないが、同じのばかりというわけにもいかず、かなり苦労されているようです。

そこで、微力ではありますが、ベーグルを使って簡単に作れるキャラ弁を考えました。

第一弾は懐かしのパックマンです。

【材料】

・ベーグル1個

大きな具材を巻きこんでいないものならなんでもOKです。
今回は昨日売れ残ったハーブを使用しました。

ハーブベーグル
プレーンじゃなくても、小さい具材が混ぜ込んでる程度なら大丈夫です。

【手順】

(1) ベーグルの一部(5分の1ぐらい)をカットします
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(2) カットしたベーグルをさらにカットします。
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(3) 並べたら完成です。
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所要時間1分!

【おしまいに】

とても簡単でしょ?

問題はこの隙間だらけのパックマンをどうやって弁当箱に詰めるのかということですよね?

すいません。そこまでは考えておりませんでした (^_^;)

弁当というより自宅用ですね。

これに懲りず、第二弾を考えたいと思いますので、お楽しみに (^.^)

 

本場ニューヨークでも人気、とうふクリームチーズの簡単レシピ

豆腐クリームチーズ

ベーグルの本場ニューヨークの人気店では200g近くあるような大きなベーグルにたっぷりのクリームチーズを挟んで食べるのが定番。
日本のようにベーグルに何もはさまずに食べてる人を見た覚えがありません。
伝統的なベーグルは100g程度だそうですので、クリームチーズ等をはさみやすいようにベーグルが肥大してきたと言えると思います。

そんな、みんな大好きなクリームチーズですが、有名な Ess-a-Bagel を筆頭に通常のクリームチーズの他にクリームチーズと豆腐を混ぜたディップを用意しているお店も多いです。
クリームチーズの何割かを豆腐に置き換えることで少しさっぱりした味わいになるだけでなく低カロリーとなるため、健康志向のニューヨーカーに人気のようです。

当店でも、この混ぜたディップのほうを「とうふクリームチーズ」として稀に提供しているのですが、最近はすっかりご無沙汰になっておりました。
今日は相性のいいハーブベーグルがあるので、頑張って用意しましたが、また当分つくらない可能性があります (^_^;)

以前に豆乳カッテージチーズというのは作り方を掲載しましたが、豆腐クリームチーズはまだでしたので、作り方を載せることにしました。
とても簡単ですので、ぜひご自分で作ってみていただければと思います。

豆腐クリームチーズ
Why don’t you make tofu cream cheese by your self?

【材料】

・木綿豆腐
・クリームチーズ
・酢
・塩

【作り方】

(1) 豆腐の水をきる
(2) 水を切った後の豆腐の重量をはかる
(3) (2)の重量と同じ重さのクリームチーズと、10%の重さの酢と、1.6%の重さの塩をフードプロセッサーで混ぜる

以上 !(^^)

どちらかというと、ドライフルーツなどが入った甘めのベーグルよりは、プレーンオニオンセサミなど食事系のほうに合うと思います。

最初の水の切れ具合によって、なめらかさが変わってきますので、お好みで調整してみてください。

ベーグルの食べ方をアップデートしました

今日から店内掲示用、および、配布用の「ベーグルの食べ方」をアップデートしました。

元々は「外カリ、中モッチリを味わいたい方」「モチモチな食感を味わいたい方」というのがあったのですが、それらを消して写真の2つに絞ってしまいました。

モッチリやモチモチといった文言を抹消しました。
モッチリやモチモチといった文言を抹消しました。

開店当初は、幅広い嗜好に対応できるようにしたかったので、「モチモチ」を好まれるかたにも受け入れてもらえるよう、「モチモチ」の食べ方も書いておりました。

でも、書いているとそれにしたがって「モチモチ」させたベーグルをお召し上がりになるケースを増やしてしまいます。

「モチモチ」も人によってニュアンスに違いがあると思いますが、餅、ポンデゲージョなどの食感を「モチモチ」と表現するのなら、ベーグルはそうでは無いと思います。

「モチモチ」したパンなら他のパンでいいように思います。
うちのベーグルはベーグルらしい「ムギュッ」とした食感で食べてもらいたいとあらためて思い、削ることにました。

どうぞよろしくお願いします。

【簡単レシピ】オムレツ(厚焼き玉子)ベーグルサンド

プレーンを買って帰ったが冷蔵庫にクリームチーズが無い!
そんな時のために、簡単にできるオムレツサンドを紹介します。5分でできます。

【材料】

プレーンベーグル (他店のでも可)
・生卵(LLサイズ) 1個
・牛乳 30g (大さじ2杯)
・スライスチーズ 1枚
・ケチャップ 少々

【手順】

1. 電子レンジで利用可能な円形容器に生卵(LLサイズ), 牛乳30g(大さじ2杯)を混ぜたものに、スライスチーズをちぎって入れる。
※今回はジップロック スクリューロックを利用しました。

2. ラップをかけて、電子レンジ 600W で1分加熱。一旦、取り出してかき混ぜてから、再度600W1分加熱。オムレツの完成。

(C) CmB

3. スライスしたベーグルにオムレツをのせて、ケチャップをかける。

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4. はさんで完成。

オムレツ(厚焼き玉子)ベーグルサンド

スクリューロックはこのために開発されたんじゃないかと思えるほどサイズピッタリでしょ。(そんなわけないですが。)
野菜、ハム、ツナ、スパイスなどを加えたり、牛乳を豆乳に変えたりと、いろいろアレンジできますので、お試し下さい。

ジップロック スクリューロック 300ml 2個入
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ブラックココアVSココア

新ベーグル? ココア&オレンジピール

当店は火曜日が定休日なので、月曜日は翌日のベーグルを仕込む必要がありません。そのため、新商品の開発や、既存商品の改良を目的とした試作は月曜日に行います。

今日は、既存商品ダークココア&オレンジピールベーグルの改良のための試作をしました。

ダークココアというのは、通常のココアにブラックココアを混ぜて色を黒っぽくしたものを当店が勝手にそう呼んでいるだけです。

ブラックココアは通常のココアをアルカリ処理したもので、ノーマルのと比較すると、色以外に以下の2つの特徴があります。

  • 味がややビター
  • カカオの香りがやや弱い

当店はコーヒー豆屋ですので、ベーグルは「自分で淹れるコーヒーと一緒に楽しんでいただくもの」と位置づけて作っています。
その位置づけで考えると、コーヒーと一緒に楽しむのなら、ブラックココアのビターさは要らないように思えてきたわけです。コーヒーがビターですからね。また、通常のココアに変えることによってカカオフレーバーが増すのなら、それはむしろ歓迎だと思います。
そういうわけで、今更ではありますが、今回ブラックココアを全く使用しないタイプを試作してみました。

新ベーグル? ココア&オレンジピール
なんかコーベーそっくりになってしまいました

結果として、香味についてはコーヒーと相性がより良いものになったと思うのですが、ルックスがコーベー(コーヒー&チョコのベーグル)と似通ってしまい面白くないものになってしまいました。あの黒光りが無いとなんか寂しいような気がします。

見た目をとるか、コーヒーとの相性をとるか、もうちょっと検討して、再来週から提供開始する予定です。機会がありましたらお試しください。

The Ultimate New York City Bagel Glossary

Scooped Bagel

3日ほど前に、Eater NY にニューヨークベーグルの用語集がアップされました。
ざっくり見てみましたが、これから本場のベーグルを食べに行こうという人には役立ちそうに思いましたので、シェアします。

The Ultimate New York City Bagel Glossary – Eater NY

以下、特に目についた部分の抜粋と、個人的な雑感です。

Flavors

The only acceptable “flavor” is a simple white flour bagel, with periodic exceptions made for whole wheat and pumpernickel. Flavors such as blueberry and cheddar jalapeño are widely frowned upon by bagel connoisseurs.

「プレーン、全粒粉、プンパニッケル以外はベーグルと認められない!」
はー、そうですか(^_^;)
当店は Coffee meets Bagels と言ってるように、コーヒーと一緒に楽しんでいただけそうなフレーバーをそろえていきたいと思ってます。邪道だろうと。
ちなみにプンパニッケルはドイツのライ麦100%の黒パンとは全く別物です。色こそ黒いですが、キャラウェイシードを使ったとても個性的なフレーバーのベーグルで、日本のベーグル屋ではほとんど見かけません。
神戸では「SKA VI FIKA」さんで見かけたことがありますが、色はNYほど黒くなかったように記憶しています。
pumpernickel-bagel

Toasting

Most bagel makers and appetizing shop owners argue that a fresh bagel should never be toasted. H&H went as far as to refuse requests from customers for toasted bagels. Some offer the conceit that toasting a bagel is acceptable if the bagel was baked the day before.

これは同感。当日までなら焼き直さずにそのままがいいと思います。
個人的には、冷凍したのを戻して食べる場合も、室温で解凍したら焼かずにそのまま食べるほうが好きです。

Scooped

A trend of scooping out the innards of bagels, which likely became popular around the time of the Atkins diet. Most self respecting bagel shops refuse to scoop.

ベーグルのクラム(中身)をくりぬいて食べるのが一部のダイエッターの間で流行っているようです。「炭水化物とりたくないなら、そもそもベーグル食べなきゃええやん」という気がします。
もったいないですよね。削り取られたクラムも、クラムと一緒に奪われる食感も。

Scooped Bagel
くりぬいた部分にフィリングを入れて食べるみたいです。

Lox vs. Nova vs. Smoked Salmon

The most iconic topping for bagels after cream cheese is fish. These three types of prepared fish are often confused by even devoted bagel fans. Here’s a cheat sheet: Lox is cured in a salt brine leaving a salty finish. Nova specifically refers to Nova Scotia salmon, though it is also often used to describe cold smoked fish, which has a less salty finish than lox. Smoked salmon is all inclusive term that also covers items like hot smoked salmon.

スモークサーモンにも塩の程度、ホット&コールドによってLox Nova, Smokes Salmon と呼び方の区別があるとのこと。
自分は「スモークサンドとクリームチーズのベーグルサンドのことをLoxと言う」と思ってました(^_^;)。そう思ってる人は多いと思うんですけどね。
それなら、Loxサンドと言うべきなんでしょうか。

Roll With a Hole

A derogatory term to describe a bagel impostor.

ニューヨークのベーグルフリークからするとオブヴァジャーネック(ポーランド)、シミット(トルコ)も Roll With a Hole なんでしょう。
日本でもふわふわしたソフトなベーグルを「ベーグルの形をしたパン」とか言いますね。

Black Seed Bagels

Started by Mile End’s Noah Bernamoff and The Smile’s Matt Kliegman, this mini-chain offers a Montreal and New York bagel hybrid. The bagels are hand-rolled, boiled in honey water, and roasted in a wood-fire oven. Increasingly, the bagels are available at stores and restaurants around town.

新手ですね。モントリオールとニューヨークのハイブリッドとのことです。ニューヨーカーはこういうの得意ですね。
日本でも、クロワッサンベーグル、クロワッサン鯛焼きなどありましたが、自分は「邪道っぽくてもこういうのは一度は食べておかないと」と思って早期にお店に行ってしまうタイプです。
もちろん、このベーグルも食べてみたいところです。

帰省土産向け(と勝手に思っている)商品

世間は今日から盆休みのところが多いみたいですね。
朝見たニュースでも、今日から明日が帰省ラッシュのピークだって言ってました。

当店でも、ありがたいことに、帰省の手土産用にコーヒー豆やベーグルをご購入してくださるお客様がいらっしゃいます。有難うございます。

自分用ならともかく、土産用となるとどれを選ぶか迷われるかたもいらっしゃるようですので、一応、店側で勝手に「帰省土産に向いてるかなぁ」と思っているのを以下に紹介します。

(1) コーヒー豆

相手の好みがわからないなら、フルシティローストぐらいの焙煎度が一番無難だと思います。実際当店でも好まれるかたが最も多い焙煎度です。もし「ちょっと苦いなぁ」とか言われたとしても、粉を少なめにするなどして薄く淹れれば対応できますし。

フルシティローストの中でどれかとなると、時期的には8/17に独立記念日をむかえるインドネシア (マンデリン)なんてどうでしょうか。

(2) ベーグル

これは、明らかに「神戸」を意識したと思われるネーミング(^^;)の「コーベー」、「北野坂プレーン」をオススメしておきます。当店の Signature Product でもあります。

帰省土産を選ぶのに役立つかわかりませんが、ご参考までに。
どうぞ、よろしくお願いします。

ベーグル: コーベー