ブラジル ショコラ ピーベリー 18/19

ブラジル ショコラ 乾燥工程
エリア ミナスジェライス州サントアントニオドアンパロ周辺
標高 1,000-1,100m
生産者 サンコーヒー (サントアントニオエステートコーヒー生産者組合)
収穫時期 2018年5月~9月
加工方式 乾式 (ナチュラル)
品種 ムンドノーボ, カツカイ, カツアイ
認証

例年2月から5月ぐらいに焙煎&提供しているブラジル プレミアムショコラのピーべリー版です。

コーヒー豆は通常1つの果実に2個できますが、1個しか育たなかった時に丸い小粒のピーベリーになります。

コーヒー豆のピーベリーとフラットビーン

—以下、プレミアムショコラ同様の説明です。—

約20の農園から構成される生産者共同体による力作コーヒー豆が、このプレミアムショコラです。

共同体であるからこその情報共有、スケールメリットが活かされ、毎年、安定した品質のコーヒー豆を産み出しています。

ブラジルのコーヒーも近年は多様な方式で加工&精製されるようになっていますが、これはブラジル伝統の乾式(ナチュラル処理で作りあげられたコーヒー豆です。

「ご当地コーヒー」とも言えるコーヒーをお楽しみください。

ブラジル プレミアムショコラ 乾燥工程
乾式の加工処理では果肉がついたまま乾燥させます。
 

コーヒー豆: 東ティモール レテフォホ 19/20

エリアエルメラ県レテフォホ村
標高1,450-2,100m
生産者カフェ・タタマイラウ
収穫時期2019年6月~9月
加工方式ウォッシュト
品種ティピカ, etc.
認証有機JAS, Euro Leaf, USDA

標高1450メートルを超える高地にあるエルメラ県レテフォホ村でつくられているコーヒーです。

東ティモールはアラビカ種とカネフォラ(ロブスタ)が自然交配したハイブリッド品種のコーヒーが多く栽培されていますが、このコーヒーはアラビカの伝統品種ティピカを主としています。

東ティモール レテフォホ 完熟したコーヒーチェリー

日本のNGO(Peace Winds Japan)が、東ティモール独立後の自立を支援するフェアトレードコーヒーとして2003年からスタートしました。

現在では単にフェアトレードコーヒーという枠にとどまらず、コーヒー栽培の理想郷とも言える豊かな土壌で育まれた高品質なオーガニックコーヒーへと発展し、安定供給を続けてくれています。

東ティモール レテフォホ コーヒー農家の人々

このコーヒー豆の産地であるレテフォホ村で撮影された『おいしい珈琲の秘密』です。
コーヒーの栽培、加工に携わる生産者とスタッフの様子を描いた動画です。

エチオピア (モカ) レケンプティ 18/19

エリア 西部諸民族州 レケンプティエリア
標高 1,880-2,000m
生産者 小農家
収穫時期 2018年10月~2019年1月
加工方式 乾式
品種 在来種
認証

“モカ” とはイエメンの港の名前に由来し、この港から出荷されたイエメンとエチオピアのコーヒーを指していたのが、今も根付いています。

このコーヒー豆はコーヒー発祥の地 エチオピアの西部 レケンプティ地区で栽培・収穫されたモカです。

伝統的にモカは乾式(果肉がついたままのコーヒーチェリーを乾燥させてから、中の種を取り出す方式)で加工処理され、これがいわゆるモカフレーバーを生み出すと言われています。

近年はイルガチェフェ地区などを中心に水洗式のクリーンなコーヒーも増えていますが、このコーヒー豆は乾式加工の「モカらしいモカ」と言えるものです。

Coffee Bean Roasting, Ethiopia
Photo: Rod Waddington cc-by-sa-2.0

 

ラオス ジャイ ドライ 18/19

ラオスでのコーヒー収穫
エリア チャンパサック県ボラベン高原
標高 900-1,300m
生産者 ジャイ・コーヒー生産者協同組合
ジャイ(jhai) とは「心」の意味です。
収穫時期 2018年11月-2019年2月
加工方式 乾式 (ナチュラル)
品種 カティモール
認証

ラオスではGDPの22%を農業が占め、その中でもコーヒーは輸出される農作物のトップです。

アジアの他国より生産量が特別に多いという事はありませんが、日本にとってはラオスから最も輸入しているのがコーヒーであり、日本のコーヒー輸入国としても堂々の第9位です。

ラオスでのコーヒー収穫
Coffee harvest in Laos Photo: Thomas Schoch CC BY-SA 3.0

それにも関わらず、国内でほとんど一般に知られていないのは、インスタントコーヒー等に使われるロブスタ種の輸入が大部分で、ラオスのコーヒーとして店頭に並ぶ機会が少ないためです。

そんな中、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)では2004年からアラビカ種コーヒー豆の生産支援、輸入を続けています。

これまではアラビカの中でもティピカ種の水洗式コーヒー豆に限定されていましたが、近年は品種や加工方式の多様化に取り組まれています。

今回コバルトでは乾式加工のカティモール種を選び、焙煎&提供します。

ラオス コーヒー豆 ナチュラル乾燥工程
果肉がついたままのコーヒーチェリーを乾燥させるのが乾式(ナチュラル)です。

コーヒー豆: インドネシア マンデリン コンコルディア 18/19

National Flag of Indonesia
エリアスマトラ島北部 リントンニフタ地区
標高1,400m
生産者小農家
収穫時期2018年10月~2019年3月
加工方式スマトラ式
品種ティピカ, アテン, etc
認証

「マンデリン」とはそのまま特定のコーヒー生産地を表す名称ではなく、スマトラ島北部で生産されるアラビカコーヒーの総称です。
そのため、マンデリンの生産地は広大なスマトラ島北部に広がり、小規模農家からの集約によるバラツキが発生し品質管理が難しくなっています。

スマトラ島 トバ湖

そんな中このコーヒー豆は、輸出業者、栽培エリア、加工方式、コレクター(各農家から加工途中のコーヒー豆を集める人)を限定してブレンドすることで、安定したロットを作っています。

インドネシア マンデリン スマトラタイガー ハンドピック作業

コーヒー豆: DRコンゴ カバレ ドライ 18/19

エリア 南キブ州カバレ
標高 1,470m
生産者 ヴィルンガコーヒー
収穫時期 2018年3月-6月
加工方式 乾式
品種 ブルーマウンテン
認証

DRコンゴ(コンゴ民主共和国)はアフリカ大陸中央部に広がる、世界で11倍目の面積を要する広大な国家です。

DRC カバレ - 景観
カバレの景観 Photo: Edlrsa cc-by-sa-2.5

コーヒーは19世紀末に中米からアラビカ種が、20世紀初頭にインドネシアとセイロン(現スリランカ)からロブスタ種が導入されました。

欧米のフェアトレード団体やNGO等の支援を受け、高品質なアラビカ種が増加傾向にあり、現在はロブスタ種が60%,アラビカ種が40%となっています。

DRC カバレ - 収穫ガール
収穫ガール

この国では一般にロブスタ種は乾式、アラビカ種は水洗式で加工処理されますが、このコーヒー豆は乾式で加工されたアラビカ種という希少なコーヒー豆です。

DRC カバレ - サンドライステーション
サンドライステーション

 

コーヒー豆: エチオピア (モカ) イルガチェフェ ドライ 18/19

エチオピアのコーヒーセレモニー
エリア 南部諸民族州 ゲデオゾーン コチョレ村
標高 1,780-1,870m
生産者 小農家
収穫時期 2018年10月~2019年1月
加工方式 乾式
品種 在来種
認証

“モカ” とはイエメンの港の名前に由来し、この港から出荷されるイエメンとエチオピアのコーヒーを指していました。

したがって “モカ” と呼ばれるコーヒーは多種多様ですが、この “モカ” はコーヒー発祥のエチオピアでも最高評価のイルガチェフェから、さらに栽培地、加工場所まで絞ったロットです。

エチオピア伝統の乾式加工では一般的に生豆の品質にブレが出がちですが、厳選されたこのスペシャルロットは流石に高いレベルで安定しています。

Coffee Bean Roasting, Ethiopia
Photo: Rod Waddington cc-by-sa-2.0