アメリカンコーヒー


「アメリカンをよく飲むんですけど、豆はどれがいいですか?」
といった質問を時々いただきます。

アメリカンコーヒー(アメリカン)といえばコーヒーをお湯で薄めた軽いコーヒーのイメージをもたれているかたが多いです。
そう言う店主も学生時代にバイトしていたハーバーランド・モザイクの某店でホットコーヒーを同量のお湯で薄めてアメリカンとして出し続けていましたので、お湯で薄めたコーヒーがアメリカンという認識を長年持っていました。

しかし、元々、アメリカンコーヒーは焙煎度の浅いコーヒーで淹れたコーヒーのことを指していたとのことです。
アメリカンコーヒーという言葉は和製造語で、アメリカで昔よく浅煎りのコーヒーが飲まれていたことにちなんでいます。
アメリカで浅煎りのコーヒーが飲まれるようになった経緯はいくつかのストーリーがありますが、一番有名でかつロマンを感じる話は、「ボストン茶会事件をきっかけに紅茶と決別してコーヒーを飲むようになったアメリカ人が、それでも飲みたかった紅茶を偲んで、コーヒーを紅茶に近い色にしようと、浅煎りのコーヒーを使って淹れた」というものです。

前置きが長くなりましたが、冒頭の質問に回答させていただきます。
どちらのアメリカンを好まれているかによって、以下のどちらかを選んで試してみてください。

【本来の焙煎の浅いアメリカンを好まれているかた】

ミディアムローストのコーヒーを選んで淹れてみてください。
(焙煎度が浅いので酸味が強めなのは許容してください。渋みも出やすいので、短時間(ペーパードリップなら3分を超えない)で入れ終わるようにしてみてください。)

【薄くて軽いアメリカンを好まれているかた】

焙煎度は酸味があまり無いフルシティローストぐらいがいいと思います。出来上がり量160mlなら、10gのコーヒー豆を使って80mlのコーヒーを淹れて、それを同量のお湯で割るぐらいが適当だと思いますが、割合はお好みで調整してみてください。

「オススメの飲み方」「理にかなった飲み方」というものはありますが、コーヒーは自由な飲み物。お好みのスタイルで自由に楽しんでいただくのも良いと思います。
(最近店主は毎日トルコ式飲んでます。(^^))

ミディアムロースト