コーヒー豆: ケニア ティムファクトリー 15/16

Thimu Factory
【基本情報】
エリア 中央州キリニャガ県ギチュグ市バラグウィ町ティム
標高 1,800m
生産者 ティムの零細農家
収穫時期 2015年9月~12月
加工方式 ウォッシュト
品種 SL28, SL34, ルイル11
認証 レインフォレスト・アライアンス認証, 4C

世界的に評価の高いコーヒー生産国ケニアの中でも、優良産地として名高いキリニャガ県に拠点を置く、バラグウィ・コーヒー生産者組合が作るコーヒーです。

Thimu Factory
バラグウィ・コーヒー生産者組合所有のティム・ファクトリー

小農家が栽培、収穫したコーヒーチェリーは、果実のまま加工場に集められ、生豆に一括で加工されます。この加工場(ファクトリー)の良し悪しが生豆の品質に大きく影響します。

このコーヒーはバラグウィ・コーヒー生産者組合が所有するティム・ファクトリーにて加工されています。

レインフォレスト・アライアンス認証、4C認証を取得しており、自然環境を保護しながら、素晴らしいコーヒーを生み出しています。

Thimu Farmers
ティム・ファクトリーの生産者さん

コーヒーメーカーで作るカフェオレベース(コーヒーシロップ)

前に書いた「簡単&楽ちん: コーヒー豆から自分で作るカフェオレベース(コーヒーシロップ)」を見て、実際にやってみたとの報告を何件かいただきました。

やっぱり実践してもらえると、書いた側としては嬉しいです。ありがとうございます。(^_^)

その中で、コーヒーメーカーでやろうとしたけど思うような液体にならないという話がありましたので、今日はそれをフォローする内容を書くことにします。

【コーヒーメーカーにおける問題点】

カフェオレベースとは「ただの濃厚なコーヒー」なので、コーヒーメーカーの取扱説明書に書かれている水、粉の量の組み合わせから、水だけ半分以下に減らせばいいというのが基本的な考えです。

一般的なコーヒーメーカーでは杯数が少ないほど薄くなりがちですので、1-8杯まで作れるコーヒーメーカーならMAXの8杯分の粉を入れて、水は4杯分以下にして作ります。

ただ、コーヒーメーカーはハンドドリップのように注ぎ方に融通が効かないので、粉に対して水が少ないと、全ての粉にまんべんなく湯を通すことができません。

粉の中央の真上からポタポタ湯が落ちるだけのコーヒーメーカーだと、外のほうの粉はまだ乾いているのに水が無くなって、終わってしまうことになります。

この状態では、抽出不全で、結構な量の粉を使った割に薄い液体になってしまいます。

【対策】

さらに水を減らせば、少しは抽出液を濃くできるかもしれませんが、出来上がり量は減り、ますます粉のムダが増えてしまいます。

そこで、粉と水の量は据え置いた対策として以下の2つを挙げます。

1. 手動で混ぜる

真ん中しか湯が通らないということが無いように、適当なタイミングでマドラー等を使って粉と湯をかきまぜる方法です。
これで抽出不全を改善することはできますが、「ポチッとするだけで完成」というコーヒーメーカー最大の長所が無くなってしまいます。

これなら、最初からハンドドリップで淹れたほうがいいような気もしますので、次の方法を紹介しします。

2. コーヒー豆を細かく挽く

細挽きにすると、湯が通過しにくくなるので、湯がたまって、粉全体が浸かります。

これによって、乾いたままの粉が残るようなことは減り、濃い液体を抽出することができます。

エスプレッソ用まではいかない程度の細挽きです。
エスプレッソ用の極細挽きまではいかない程度の細挽きです。

ただ、細く挽くことのデメリットとして、苦味、雑味、渋味なども出やすくなると思います。
ブラックで飲むには少々きついかもしれませんが、たっぷりの牛乳で薄めることが前提のカフェオレベースなら許容できる範囲だと思います。

コーヒーメーカーもバラエティに富んでますので、今回の内容があてはまるかどうかわかりません。
ただ、粉が乾いている状態で終わってしまっているのなら、細挽きで改善するかもしれません。

細挽きにしたことで、湯が落ちにくくなって溢れるってこともあり得ますので、うまくいくまでは、側で見守りながらされるといいと思います。

ちなみに、何を隠そう、当店も細挽き&コーヒーメーカーで作ってますので、お使いのコーヒーメーカーに合わせて工夫すればなんとかなると思いますよ!

満足のいくカフェオレベースができることを祈っています (^_^)

アイスオレ
カフェオレベースと牛乳を冷蔵庫にストックしておけば、いつでもアイスオレができます。

専用器具に頼らない水出しコーヒー

だいぶ前に流行し、既に一段落した感のある水出しコーヒーでしたが、アメリカ(Cold Brew)の影響か、昨年ぐらいからまた水出し用の器具などがいろいろ出てきています。

Coffee Lover が暑い日本の夏に汗だくにならずにコーヒーを楽しむ方法は主に次の2つだと思います。

・エアコンで部屋を涼しくしてホットコーヒーを飲む

・エアコンはつけずにアイスコーヒーを飲む

俺は昔は前者だったのですが、地味にCO2削減や東日本大震災後の節電に取りくんだりしているうちに、後者が増えてきました。

アイスコーヒーの淹れ方にしても、「ホットで淹れて急冷」一辺倒だったのが、この頃は加熱する必要が無い水出しで時々淹れてます。

【専用器具にたよらない水出し】

さて、その水出しコーヒーですが、店のお客様からも水出し用の器具を置いてないか、聞かれることがちょくちょく出てきました。

そのうち何かしら器具を仕入れようかと考えてはいます。
ただ、一般的な水出しの淹れ方というのは、水とコーヒー豆(粉)を混ぜて、しばらく置いたのを濾すだけですので、特別な器具が無くても簡単にできます

例えば、ハンドドリップでホットコーヒーを淹れてるかたなら、ドリッパーをお持ちだと思いますので、それで濾せばOKです。

ハリオのV60は穴が大きくて落ちるスピードが速いので、この用途にむいていると思います。

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コーヒー用のサーバーを使っていますが、必要量が入る容器であれば何でもいいです。

【手順】

(1) 適当な容器に粉と水を淹れて、粉全体に水が染みるように軽く混ぜます。
(今回は粉40g,水470gにしてみました。)

(2) 8時間ほど冷蔵庫で放置。

(3) 4杯用のV60ドリッパーで濾して完成。

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専用器具じゃ無くても、仕組みは同じなので、味に遜色はありません

もし ドリッパーが無くても、麦茶用のパックやキッチンペーパーなど家にあるもので、代用できると思います。

以上は浸けて濾すだけのタイプの場合ですが、点滴タイプの水出し(ウォータードリップ)についても、ちょっと難易度があがりますが、前に紹介した氷出しで近いことはできます。

いたずらにモノを増やしたくない場合は、あるものでできないか工夫してみてください(^^)

より良く韻を踏むために

ここんとこマジメなブログ投稿が続いたので、今日はレベルダウン気味にいってみたいと思います(^_^;)

InstagramやFacebookの投稿で時々韻を踏むようにしてるのですが、我ながらイマイチ感があり、改善ポイントを考えてみました。

この投稿を題材に、どうすればもっと良くなるかについて2点あげてみました。

1) 最初の文字か、最後の文字、どちらかは音を合わせたほうが良い

上の投稿の場合、「豚肉」「スライス」「ブラジル」の母音が全て「うあいう」です。
4文字 x 3箇所の韻になっていて、構成としてはそれほど悪くないように思います。

でも音読してみると、韻ならではの心地よさがあまり感じられません。
どうやら、それは真ん中の「スライス」が原因のようです。

例えば「豚肉(ブタニク)」と「ブライス(※)」、あるいは「豚肉(ブタニク)」と「スライク(※)」のように、最初か最後の音が一致していれば改善されるようです。
※ そんな語はありませんが、気にしないで下さい。

「スライス」と「ブラジル」も同様に、「ブライス」と「ブラジル」あるいは「スライル」と「ブラジル」ならマシになるようです。

ただのダジャレに成り下がらない程度の距離感がツボなようです。

2) 伝えたいメッセージを込める

今回の一番の問題は「豚肉のスライスとブラジル?それが何?」と思われて当然の、ナンセンスな文になっていることだと、思います。

韻を踏むことにとらわれ、言いたいことも言えない事をポイズンと呼ぶらしいです (^_^;)

きちんと伝えたいメッセージが伝わるように、ポイズンにならないように心がけていきたいです。

明け方のガテマラ #韻 #自家焙煎コーヒー #三宮東 #神戸 A photo posted by Ayato Shinomiya (@coffeemeetsbagels) on

以上2点に気をつけ、これからも踏んでいきたいと思います (^^)