コーヒーと椎(しい)の実

昨日は休みだったのでポーアイまでのランニングがてらに椎の実を拾ってきました。
結構大量にとれたので、コーヒー豆お買い上げのかたに1ダース(12粒)ずつプレゼントさせていただこうと思います。ご希望のかたは遠慮無くおっしゃってくださいね。

早速今日食べてみたのですが、椎の実は採るところから食べるところまで、コーヒー豆と共通することがあります。
コーヒー好きのかたなら楽しい気分になるんじゃないかと思いますので、紹介させていただきます。

まず収穫です。ほとんどは実だけの状態で落ちてますが、一部はガクがついたまま落ちてます。
このガクに覆われた外観が椎の実(スダジイ)をドングリと見分けるのに役立つ特徴です。
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このようにいろんな色の椎の実が混ざって落ちています。
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この中からこげ茶でツヤツヤしたものだけをピックアップします。
コーヒーのピッカー(チェリーを摘む人)が完熟したチェリーだけを選んで摘み取るのに似てますね!
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集めた椎の実は洗って、水に浸します。下の写真で1個だけ実が浮いているのがおわかりでしょうか?浮いてくる実は虫食いの可能性が高いので取り除きます。
コーヒーも水洗式の精撰過程では、水に浮いてくるもの(フローターといいます)を取り除きます。このへんもコーヒー生産者の気分が味わえるところです。
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ペーパータオルなどで水を拭き取ったら加熱調理です。今回はせっかくなので富士珈機さんのコーヒー用焙煎機を使いましたが、フライパンで煎る方法や、封筒に入れて電子レンジでチンするだけの方法でも、簡単にできます。
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パチパチとはぜる音がしたら焙煎終了。煎りすぎるとかなり硬くなるの要注意です。また、煎った後時間がたつにつれ硬くなります。早々に食べましょう。
皮を剥いてそのままでもいけますが、少し塩を振ると美味しいと思います。銀杏のような栗のような素朴な美味しさに食べる手が止まらなくなります。
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当店からプレゼントする椎の実は洗う前のものですので、持ち帰られたら洗うところからスタートしてくださいね。秋の味覚をお楽しみ下さい。